DOWAグループでは、持続的な成長と企業価値向上に向けて、透明性の高い情報開示を行うとともに、株主・投資家、お客様、お取引先、従業員、行政、地域社会などのステークホルダーの皆様との対話を推進しています。
当社は、代表取締役社長、担当取締役、HDの各部が連携し、株主・投資家の皆様との建設的な対話を促進するための諸施策に取り組んでいます。株主・投資家の皆様からの持続的な成長と中長期的な企業価値向上に資する建設的な対話を目的とする面談のお申し込みに対しては、合理的な範囲で役員や関係部門が対応することとしています。また、当社は選任のIR部門を設置し、株主・投資家の皆様との対話を推進しています。
【主な対応者】
- 代表取締役社長
- 取締役(経営企画部長兼広報IR室長、経理・財務担当)、取締役(人事部長、総務・法務担当)
- 執行役員(総務・法務部長)
- IR担当者、サステナビリティ担当者、ガバナンス担当者
【主なIRイベント】
イベント |
開催実績 |
経営戦略説明会 |
2回開催、延べ72名参加 |
決算テレフォンカンファレンス |
4回開催、延べ135名参加 |
個別面談 |
138件(IR面談:124件、SR面談:14件) |
証券会社カンファレンス |
2回参加(10社と面談) |
事業説明会 |
1回開催(環境・リサイクル部門)、37名参加 |
工場見学会 |
タイ拠点、1社参加 |
【対話を行った株主・投資家の概要】
主にグロース、GARP、およびバリューの投資スタイルの国内外の投資家
(ファンドマネージャー、アナリスト、ESG担当者、議決権行使担当者など)
【対話の主なテーマや関心事項】
- 今後の事業戦略(成長ドライバー、先行投資の収益化に向けた取り組みなど)
- 中期計画2024における主要施策の進捗状況
- 資本政策(配当水準、自社株買いの有無など)
- 人権対応に関する情報開示の拡充
- 気候変動対応への情報開示の拡充(スコープ3の開示、SBT認証の取得)など
【取締役会へのフィードバックの実施状況】
株主との対話で把握した意見・懸念については、速やかに代表取締役社長をはじめとする社内関係部門にフィードバックを行うとともに、取締役会において年2回の報告を行っています。(2023年度実績:2023年8月、2024年3月)
【対話やフィードバックを踏まえて、取り入れた事項】
- 指名委員会・報酬委員会に関する情報開示の拡充(開催回数、主な議題の開示)
- 指名委員会において社外役員の独立性基準を見直し
- 期末配当における配当構成の見直し(普通配当への一本化)
当社は年2回、機関投資家・アナリストの皆様を対象に、「中期計画2024」における主要施策の進捗状況などをご説明する経営戦略説明会を開催しています。同説明会は、どこからでもご参加いただけるように会場およびオンラインを併用したハイブリッド開催とし、代表取締役社長の関口より、ご説明を行いました。
秋田製錬は、2022年に「秋田市元気な子どものまちづくり企業」の優秀賞を受賞しました。秋田製錬は健康経営を推進しており、女性社員による育児休業取得だけでなく、育児休業を取得する男性社員も増えてきています。今回の認定・表彰は、認定基準である「男性従業員向けの配偶者出産休暇取得実績」「有給休暇取得率向上施策」「管理職のイクボス宣言」といった取り組みが評価されました。
DOWA通運は本社と全7営業所において、「働きやすい職場認証制度」の認証を取得しました。本制度は国土交通省において、自動車運送事業者の職場環境改善に向けた取り組みを「見える化」することで、より働きやすい労働環境の実現や安定的な人材の確保を図ることを目的に2020年に創設された制度です。同社は、「法令遵守等」「労働時間・休日」「心身の健康」「安心・安定」「多様な人材の確保・育成」の5分野について取り組み要件を満たし、本認証を取得しました。
BANGPOO ENVIRONMENTAL COMPLEX COMPANY LIMITED(タイ)は、廃棄物の焼却・熱エネルギー回収設備を活用し、温室効果ガスであるフロン破壊処理を行っています。2022年度からは、同社が破壊処理したフロン類に対してカーボンクレジットを発行するプロジェクトを開始しました。これを記念して、2022年11月にタイ・日本両国の関係省庁の皆様やお客様をお招きして式典を行いました。また、2023年1月には、タイを訪問中の西村明宏環境大臣(当時)が同社を視察されました。
DOWAエコシステムでは、環境省とベトナム天然資源環境省(MONRE)が開催した「第2回日本・ベトナム環境ウィーク」のオンラインセミナーに登壇しました。このイベントは、脱炭素および持続可能な未来の構築に向けて、日本・ベトナム両国にとって共通の環境問題を議論し、先進的な環境ソリューションを共有するため、開催されています。同社は循環経済の一端を担う企業として今回のセミナーに登壇し、国内外でサービスを提供している資源リサイクル事業や廃棄物処理事業を紹介しました。
2023年4月、DOWAエレクトロニクス岡山(DEO)が「岡山市SDGs推進パートナーズ」に登録されました。続いて、2023年12月にはバイオディーゼル岡山(BDO)も同パートナーズの登録事業者となりました。岡山市は、経済、社会、環境が調和した持続可能な社会を目指すSDGsの取り組みを行う事業者を登録しています。DEOは、事業活動による二酸化炭素排出の低減に取り組んでおり、その努力が認められました。BDOは使用済み食用油を原料としたバイオディーゼル燃料の製造、食品廃棄物を利用したバイオガス発電、岡山市内の一部小学校からの給食残渣の受け入れ、および小学校での環境教育の実施など、多岐にわたる活動が評価されました。
DOWAグループでは、社会分野の取り組みの中で地域貢献を重点施策として取り組んでいます。国内外の各拠点では、地域とともに歩み発展していくために、地域懇談会などのコミュニケーションやスポーツ支援およびイベントなどの主催、工場見学やインターンの受け入れなどの地域に根ざした社会貢献活動を積極的に展開しています。取り組みの詳細は以下のリンクよりご参照ください。
ステークホルダーのみなさまからの期待に応えるためにさまざまな取り組みを展開してきた結果、外部からの受賞や評価につながっています。外部評価の詳細は以下のリンクよりご参照ください。