2019年6月14日
DOWAホールディングス株式会社
(コード番号:5714 東証1部)

 

当社(東京都千代田区外神田4丁目14番1号 資本金:364億円 社長:関口 明)子会社のDOWAメタルマイン(株)(同所 資本金:10億円 社長:須山 俊明、以下DOWA)は、Sunshine Silver Mining & Refining社(本社:米国コロラド州デンバー市、以下SSMRC)とともに、メキシコ合衆国チワワ州においてロス・ガトス銀・亜鉛・鉛鉱山開発プロジェクト(以下本プロジェクト)を推進しています。この度、DOWAとSSMRC間で協議した結果、本プロジェクトに対する両社の権益比率を変更することに合意しました。

 

DOWAとSSMRCは、本プロジェクトの権益を保有する開発操業会社のMinera Plata Real社(本社:メキシコ合衆国メキシコ市、以下MPR)の株主であり、本プロジェクトの権益を保有しています。本プロジェクトに係るMPRの必要資金はDOWAからの融資およびDOWAとSSMRCからの出資によって対応し、SSMRCの出資の一部については、SSMRCからの資本金払込が完了するまでの間、DOWAがMPRへ融資を実施しました。

 

今回、SSMRCから資金調達に時間を要する申し入れがあったことを受け、DOWAとSSMRC間で協議した結果、MPRへの出資額の変更および本プロジェクトに対する権益比率の変更に合意しました。これにより、DOWAの権益比率は従来の30%から48.5%に、また、SSMRCの権益比率は従来の70%から51.5%になります。
なお、この権益比率の変更は、DOWAがすでに実施したMPRへの融資の一部を資本金に振り替えるものであり、DOWAの追加資金拠出はありません。また、SSMRCは、権益比率変更後から2021年6月の期間において、DOWAに対し応分のプレミアムを支払うことなどを条件に、18.5%の権益比率を買い戻す権利を有します。

 

本プロジェクトの開発工事は計画通りに進捗しており、2019年7月にロス・ガトス鉱山として操業を開始する予定です。DOWAは生産される亜鉛精鉱を全量引き取る権利を保有しており、DOWAグループの秋田製錬(株)に同精鉱を供給する予定です。これにより、亜鉛原料の自山鉱比率は現在から凡そ倍増することとなり、亜鉛事業に大きく貢献することになります。

 

■ ロス・ガトス鉱山の概要

1.鉱山位置 :メキシコ合衆国チワワ州チワワ市の南南西約120km

2.開発操業会社 :Minera Plata Real社(ミネラ・プラタ・レアル社)
     資本構成(権益比率の変更後) DOWA 48.5%、SSMRC 51.5%

3.生産方式 :坑内堀

4.可採鉱量 :9.8百万トン、銀品位247g/トン、亜鉛品位4.8%、鉛品位2.3%

5.粗鉱処理量 :2,500トン/日

6.精鉱生産量 :亜鉛精鉱 約50千トン/年、鉛精鉱 約30千トン/年

7.操業期間 :2019年7月から約12年間

<参考>

■本件に関する過去のプレスリリース

■ロス・ガトス鉱山開発プロジェクトの位置

本件に関するお問い合わせ先

DOWAホールディングス株式会社 企画・広報部門
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