2025年5月29日
DOWAホールディングス株式会社
(コード番号:5714 東証プライム市場)
当社(東京都千代田区外神田4丁目14番1号 資本金:364億円 社長:関口 明)子会社のDOWAエレクトロニクス(株)(同所 資本金:10億円 社長:鈴木 健彦)は、1,040~1,900nmの波長帯において、自社の高効率SWIR*1(近赤外)LEDを搭載した世界トップクラスの高出力SMD(表面実装デバイス、Surface Mounted Device)*2の販売を開始しました。これにより、成長が期待されるマシンビジョン*3・ヘルスケア分野向けへの拡販に取り組みます。
DOWAエレクトロニクス(株)は、SWIR(近赤外)LEDおよび同波長帯で使われるInGaAs系PD(受光素子、Photo Diode)*4で、世界最大規模の供給能力と実績を有するトップメーカーです。マシンビジョン・ヘルスケア分野はSMDのニーズが大きいため、今回SMDを製品ラインナップに加えることで、従来よりも広範な顧客への販売が可能となります。
本高出力SMDの出力はLEDと比較して、半導体基板の検査に使われる1,300nm帯では46%増*5、食品分析などで用いられる水分の吸収波長である1,460nm帯では36%増*5を実現しています。また、現在のラインナップは5mm角サイズのみですが、今後は小型デバイス向けのニーズに応えて3mm角サイズも販売を予定しています。5mm角サイズの高出力SMDは、2025年6月24日(火)~27日(金)にドイツ・ミュンヘンで開催される展示会「LASER World of PHOTONICS 2025」に出展予定です。
DOWAエレクトロニクス(株)は、今後も市場のニーズに応えて製品の特性向上とラインナップ拡充に取り組み、最先端の製品をお届けして、SWIR(近赤外)光技術の普及に貢献していきます。
*1 短波赤外線(Short-Wavelength-Infrared)の略。

*2 LEDを基板に搭載し、樹脂等で封入してパッケージ化したもの。LEDよりも製品への実装が容易となり、ユーザーでの設計・組み立ての自由度が向上する。
*3 カメラで撮影した画像を解析して物体認識や品質検査などを高精度かつ自動的に行う技術。高精度化・高速化・省エネルギー化を目指し、SMDの活用が進んでいる。SWIR(近赤外)光は、水分検知や食品分析、リサイクル用プラスチックの選別、半導体基板の検査などの用途で使用される。
*4 電気で発光する半導体素子であるLED に対し、光を受けて電気に変換する半導体素子のこと。
*5 DC1,000mA駆動時の比較。
【DOWAエレクトロニクス(株) 会社概要】
1. 本社:東京都千代田区外神田四丁目14番1号
2. 設立:2006年5月
3. 資本金:10億円
4. 代表者:代表取締役社長 鈴木 健彦
5. 株主:DOWAホールディングス(株) 100%
6. 事業内容:電子材料事業、その他関連事業
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世界トップクラスの高出力SMDの販売を開始 (653KB)
本件に関するお問い合わせ先
【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
DOWAホールディングス株式会社 経営企画部
TEL: 03-6847-1106
お問い合わせフォーム:https://hd.dowa.co.jp/ja/contact/contact1.html
【製品に関するお問い合わせ先】
DOWAエレクトロニクス株式会社 半導体事業部
TEL : 03-6847-1253
お問い合わせフォーム : https://www.infrared-led.com/index_jp/contact_jp.html