2018年2月8日
DOWAホールディングス株式会社
(コード番号:5714 東証1部)
当社(東京都千代田区外神田4丁目14番1号 資本金:364 億円 社長:山田 政雄)子会社のDOWAエレクトロニクス(株)(同所 資本金:10 億円 社長:大塚 晃)は、中心波長310nm帯で世界トップクラスの90mWの出力を持つ1mm×1mmサイズの深紫外LEDチップの開発に成功しました。
310nm波長帯の深紫外線は、コーティング用樹脂の硬化や皮膚治療などに用いられており、従来の光源である水銀ランプやエキシマランプをLEDに置き換えることにより、水銀フリー化や設備小型化が可能となります。また、長寿命・省電力といったメリットにより、さらなる用途展開も期待されています。
DOWAエレクトロニクス(株)では、高品質な窒化アルミニウム(AlN)テンプレートおよび当社独自の結晶成長技術を組み合わせることにより、280nmの殺菌波長帯では世界トップクラスの出力となる深紫外LEDチップの量産体制を構築しています。このたび、その技術を310nmの波長帯に応用するとともに、王子ホールディングス(株)(東京都中央区銀座4丁目7番5号 資本金:1,038億円 社長:矢嶋 進)の保有するナノレベルの微細加工技術を適用したサファイア基板を用いて、発光効率の向上を進めた結果、当社従来比で20%の高出力化を実現し、310nm波長帯において世界トップクラスの90mWの出力を達成しました。なお、今回開発した310nm波長帯の深紫外LEDは、2018年4月からの量産開始を予定しています。
DOWAエレクトロニクス(株)はガリウム系化合物半導体分野において、高純度ガリウム等の素材からウェハ、LEDチップ、一部はランプモジュールまで、幅広いラインナップの製品を提供しています。今後も次世代製品の特性向上と生産体制の効率化に取り組み、半導体事業のさらなる拡大を図っていきます。
以 上
<参考>本件に関連する過去のプレスリリース
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